寝台特急時代の面影をよく残している座席。上部にはベッドも固定されたまま残っています。
元はついていたべネシアンブラインドは撤去されて、日よけはカーテンとなっています。
特急用車両なのに向かい合わせの座席はいかがなものかと評判はあまりよくなかったそうです。実際に座ってみるとクッションは経年でへたってはいるもののゆったりした居住性で少々長い距離を乗っても疲れません。むしろロマンスシートよりも開放的なぶん乗り降りがしやすいです。また進行方向の別はありますがどちらの側に座っても窓からは広い車窓が望めます。着席さえ出来ればこの座席は普通電車としては破格の移動空間です。古さは別としてかなり贅沢な車といえないでしょうか。最高速度が低いことからそれほど乗り心地も悪くないです。