急行たかやま、飛騨古川行き。
下呂駅にて。
この急行には縁があるのか子供の頃から何度も乗っています。写真の編成はちょっとしたリクライニングシートに交換されていますが、昔はもちろん国鉄急行型の標準座席、向かい合わせのボックスシートです。窓側席の足元は暖房用の管が通してあるため盛り上がりが窮屈さを感じさせるものの座席自体は普通の広さで特に不満はありませんでした。
急行たかやまとしての走りは「遅い」の一言です。高山本線内は軌道が弱いために速度も大して出ていないのによく揺れました。前時代的な列車という印象で、これで急行料金を徴収するのは勘弁して欲しいところです。しかし岐阜から東海道本線内に入るとぴしっとした走りを見せます。軌道がしっかりしているのと最高速度が遅いためでしょう。とても安定した乗り心地に変わり驚いたことがあります。
子供の頃はジョイント音を聴くのが楽しかった記憶ばかりで、乗り心地など全然分かっていませんでした。
古い設計の急行用気動車とはいえ基本的に立派に作ってある車だと思います。
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ヱビスの一滴 西日本旅客鉄道 キハ28、58系 急行たかやま © Y.Ueno