この型(A60系)のカリーナなら乗ってました。83年型でした。 OHCシングルキャブながらFR車で自然なハンドリングが印象 的でしたがやはりサスの劣化で直進安定性はイマイチ、そして 古い設計のエンジンだったので燃費は最悪。市街地でリッター6 キロ程度、高速でようやく2桁でした。
大きなトラブルは3回。
1回目:タイミングベルト切れ(約6万キロ) 整備書には10万キロまで大丈夫とされていましたが、6万キロ で切れました。このトラブルは結構社会問題にもなり、メーカー や自動車工業会等はマスコミ対し「きちんとオイル交換等をして いれば起こり得ない」と抜かしていましたが、本当は当時のタイ ミングベルトの製造技術が未熟だったのではないかな、と個人的 には推測しています(その証拠にこのトラブルは最近、余り聞か ない・・・)
2回目:発電機故障によるファンベルト切れ(9万キロ) これも結構あるトラブルだそうで、9万キロも走っていればもう 発電機のベアリングもヘタってくるのでしょう。中古の発電機に 交換修理です。
3回目:エアコンコンプレッサー故障(9万キロ) 2年程前からエアコンコンプレッサーから「ヒューン」という 音がしていましたが、遂に9万キロちょっとでこの音が轟音にな ました。油を差しつつ誤魔化しながら乗っていましたがいくら油 を差しても音が止まらなくなり、仕方が無くベルトを外してエア コン無しの状態に応急修理(?)
ということで各部に病を抱えつつあったカリーナちゃん、足とし てはもはや信用性低下が著しくなったので遂に引退、廃車となっ たのでした。合掌・・・。
因みにトヨタ車は一定の期間(といっても10万キロ以上ですが) 乗ると一斉に各部が壊れ、寿命であることを教えてくれるようです。
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